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なぜ「自分の住所」しか登録できないのか

2026年7月26日 · 読了目安 6分

個人の住所をスマートフォンで安全に管理する様子

住所は、本人が管理する情報として扱う

多くの住所帳では、自分や家族、友人、取引先など、さまざまな人の住所を一か所に保存できます。連絡先を探すには便利な仕組みですが、住所は氏名、生活圏、住所と結び付きやすい情報でもあります。誰の情報を、誰が、どの目的で保管しているのかが曖昧になるほど、見直しや削除の判断も難しくなります。

Veygritの個人アカウントでは、住所は本人が管理するものという考え方を大切にしています。そのため、登録できるのは自分の住所だけです。受取人名もMy Pageの本人名に固定し、住所ごとに別の人の名前や名義を混ぜない設計にしています。これは住所帳の機能を減らすためではなく、管理する人と情報の所有者を一致させるための基本ルールです。

保存しないことも、プライバシーを守るための選択

第三者の住所を預かると、その人が今も同意しているか、引っ越し後に古い情報が残っていないか、誰に共有してよいかといった確認が必要になります。善意で登録した家族や友人の住所でも、時間がたてば不要な個人情報になることがあります。個人アカウントの保存対象を自分の住所に限定することで、必要以上に他人の生活情報をため込まないようにしています。

この方針は、登録した住所のすべてのリスクをなくすという意味ではありません。利用者自身も、写真やメモ、公開設定を含めて、保存する内容を確認する必要があります。ただ、最初から第三者の住所を収集しないことで、誤ってコピーする、古い住所を残す、本人の知らないところで扱うといった場面を減らせます。情報を増やす前に、保存する必要があるかを考えることも大切な保護策です。

編集できる人を明確にすると、住所の品質を保ちやすい

自分の住所であれば、引っ越し、郵便番号の訂正、建物名の追記、写真の差し替えなどを、本人が必要なタイミングで確認して更新できます。一方で、他人の住所を自分の判断で直すと、表記は正しく見えても、実際の受取条件や公開の意向と食い違うことがあります。誰が編集できるかを明確にすることは、プライバシーだけでなく、住所としての正確さを保つことにもつながります。

家族、友人、取引先の住所を住所として使いたい場面では、その人や組織が自分で管理している情報を確認してください。Veygritの個人アカウントを、第三者の住所を代理で保管するための場所にはしません。相手自身のアカウント、または公開者が管理する公式情報を使うことで、更新の責任と確認の窓口を分かりやすく保てます。

公式ビジネスアカウントは、個人住所とは別に扱う

お店、ホテル、企業、支店、倉庫などの住所は、個人の生活情報ではなく、組織が公開・管理する案内情報です。Veygritでは、こうした住所を公式ビジネスアカウントとして検索・保存できます。公開者がプロフィールと住所を管理し、利用者は必要なときに参照して自分の候補へ追加します。個人の住所と同じ編集対象にしないため、利用者が公式住所の本文を勝手に書き換えることはできません。

自分の住所と公式ビジネスアカウントを組み合わせれば、日常の住所と、宿泊先や店舗、事業所の公式な窓口を区別して使えます。Veygritは従来の何でも保存する住所帳ではなく、住所は本人または公開者が管理するという考え方を軸にしたサービスです。誰が情報を更新し、どこまで公開するかが分かる状態を保つことが、長く安心して住所を使うための土台になります。